にしきど歯科医院

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2019.02.04 ブログ

歯ブラシ指導の重要性

今回は歯ブラシ指導の重要性についてお話ししていきたいと思います。

歯周病、歯肉炎、虫歯などお口の中に関する病気の最大の原因は歯垢であり、その歯垢を取り除くためのブラッシングがうまく出来ていない事です。虫歯は痛みという症状が比較的早期に出現し、自分で気がつく事ができますが、歯周病は初期から中期の段階では痛みや症状が出ることは少なく、知らぬ間に進んでいきます。症状が出てきた時はかなり進行した状態である事が一般的です。

歯科医院で歯周病の治療をすると必ず行われるのが、歯ブラシ指導です。歯周治療は歯科衛生士や歯科医師が行うプロケアだけでは治す事が難しい病気なのです。歯ブラシでは取りきれない汚れである歯石などを落とすのが歯科医院の仕事です。ですが歯石を取り除いたからといって歯周病が治るわけではありません。自分で行う普段の歯ブラシ(セルフケア)ができていないとまたすぐに汚れがついてしまい炎症の再発、歯石の付着が起き歯周病が再発してしまいます。

つまり歯周病を治すにはプロケアとセルフケアの両方が必須なのです。歯科医院でいくら時間をかけて歯周病の治療をしても歯ブラシをしない、またはできていなければ歯周病は治らないのです。

だから歯ブラシ指導を繰り返し行うのです。これは歯ブラシができていないことを、汚れが残っているところを責めたいわけではなく、前回指導した内容で足りない所、患者さんの癖や適した補助道具を紹介することで効率よくセルフケアを行ってもらうために繰り返し行っているのです。セルフケアをコーディネートしていると思っていただくと良いかも!

にしきど歯科では、できるだけ同じような指導内容にならないよう工夫して説明を行うよう心がけています。毎回患者様一人一人の最適な方法をアップデートしていきます。

歯ブラシ指導は歯周病を治すために大事なことです。

歯周治療において私達のできることは歯周病が治りやすい状態に口腔内の環境を整えることなのです。

実際に歯周病を治す、再発を予防するのは患者さんご自身のセルフケアなのです!!

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